ビタミンの種類と肌の関係
「ビタミンはお肌に良い」ということは、皆さんご存知だと思います。しかし、ビタミンはお肌だけでなく、様々な働きかけをしてくれるものでもあるのです。そんなビタミンにはいくつか種類があり、大きく分けて水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンに分けることができます。
◆ 水溶性ビタミンとは ◆
水溶性ビタミンに分類されるのは、ビタミンB1、B2、B5、B12などのビタミンB郡、ビタミンCなどです。水溶性ビタミンは、読んで字のごとく、水に溶けやすいビタミンのことです。食材に含まれていても、調理の際に水の中に溶け出してしまうことが多いため、効率的に摂取するのが難しいビタミンでもあります。
また、摂取した後も水に溶け出すという性質は同じで、体内にとどまらず尿や汗と一緒にすぐに排出されてしまいます。そのため、水溶性ビタミンは一度に多く摂取するのではなく、こまめに摂取する必要があります。
◆ 脂溶性ビタミン ◆
脂溶性ビタミンに分類されるのは、ビタミンAやビタミンD、ビタミンE、ビタミンKなどが挙げられます。油に溶けやすいビタミンで、体内に入ると脂肪や肝臓に蓄積されます。水溶性ビタミンとは違って、すぐには外へ排出されないため、過剰摂取してしまうと頭痛や吐き気、貧血といった症状が現れるので注意が必要です。
◆ お肌に良いビタミンC ◆
女性からよく注目されているのが、水溶性ビタミンのビタミンCです。ビタミンCは、お肌との関係が深いビタミンで、コラーゲンを生成するために必要な成分になります。体内に取り込まれたコラーゲンは、アミノ酸に分解されて吸収されます。アミノ酸と上手く合成することで、お肌に良いとされる女性の求める体内コラーゲンとして活躍します。そのアミノ酸とコラーゲンの合成をサポートしているのが、ビタミンCなのです。
しかし、お肌に良いからといって、ビタミンCだけを摂取すれば良いというわけではありません。ビタミン単体では、上手く効果を発揮しない場合もあります。そのような時のことも考えて、複数のビタミンがバランス良く配合されている、マルチビタミンのサプリメントを摂取することをおすすめします。マルチビタミンなら、複数種類のサプリメントを飲まなくても効率よく複数のビタミンを取り込むことができます。