1日に必要な野菜の量
「若者の○○離れ」「若者の○○が深刻!!」なんていうフレーズはよく耳にしますし、TVのタイトルなんかでも見かけますよね。
そこで、農業や野菜と関係あるところをテーマに今日は「若者の野菜不足」を考えていきたいと思います。
そもそも、野菜不足って、どれくらいの量が不足で、どれくらいの量を摂取すればいいのか?なんてわかりづらいですよね。 むしろ、野菜をどのくらい食べましょう!食べなければいけない!っていう明確な規定がありませので、 なかなか分かりづらいところではあります。
1日に必要な野菜の具体的な数字
健康のためには、「1日350g以上の野菜」が必要と言われています。
野菜ジュースのパッケージなどにも大きく表示されていることもあり、すでに多くの方がご存じではないでしょうか?
野菜に含まれる栄養素(ビタミンA、C、食物繊維、カルシウム、カリウムなど)を摂るために、 毎日350g以上の野菜を食べることが推奨されています。
野菜に含まれる栄養素の働き
では、野菜を摂る量は分かりましたが、 結果として野菜を摂るメリットが具体的に分からないと、なかなか毎日食べる気力を維持し続けるのも湧きません。
野菜を摂るメリットとして次のようなものがあります。
1.丈夫なからだをつくる
野菜に多く含まれるビタミンCはコラーゲンの合成に関わっており、皮膚や骨、 血管、筋肉を強化し、健康で丈夫なからだを作ります。
また抗ストレス作用や、鉄の吸収を高める働きもあります。
2.高血圧予防
野菜には、高血圧の原因であるナトリウムを体外に排泄するカリウムが
豊富に含まれています。
カリウムは、血圧の上昇を防ぎ、心臓病や脳卒中など、 循環器病の予防に効果的です。
加熱により水分とともに失われやすいので、スープにすると野菜のカリウムを丸ごと食べることができます。
3.骨粗しょう症予防
日本人に最も不足しやすいと言われる栄養素カルシウムは、骨や歯の形成に欠かせない栄養素です。
カルシウムは小松菜や水菜、春菊、チンゲン菜などの葉物野菜、また、大根やかぶの葉などに多く含まれています。
4.糖尿病や高脂血症、肥満などの予防
野菜に豊富に含まれる食物繊維は、食事からの糖質や脂質の吸収をゆるやかにする働きがあり、 血糖値や血中脂質の急な上昇を抑え、内臓脂肪が増えるのも防ぎます。
また、腸内細菌層のバランスを保ち、便秘や下痢の予防にも役立ちます。
5.若さを保つ
老化の原因は体内に発生した活性酸素。
活性酸素は体内で反応しやすく、たんぱく質や脂質などを酸化させて、動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病を 引き起こす原因になります。
緑黄色野菜には、これらの活性酸素を消去するビタミンAやCなどの抗酸化物質も豊富に含まれているので、 若々しいからだの維持につながります。
このように、野菜を摂ることは身体にとって大きなメリットをもたらしますが、 やはり毎日野菜を摂ることは、コスト的にも大変なので、 マルチサプリメントでうまく栄養を補っていくことも考えていくといいですね。